薄暗い路地の向こうに昭和が待っている。 小道の更に小道を入ると生活感あふれる場所にたどり着く。 古ぼけた看板。コンクリートの外装。古ぼけた窓。 ドアが閉まり、蛍光灯の光が見えなければ、そこが喫茶店と気づくこともない。 勇…

一見すると汚らしくもあり雑然とした店内。芸者珈琲はこれまで味わった度のコーヒーよりも深く香り高い。 この店をはじめて4年のマスターは適当に見えて、こだわりのある人。例えば、コーヒーを100度で入れる。85度で入れないのか…

地元民から愛されるカフェがひっそりたたずむ。平日の午前にもかかわらず、地元の奥様方が談笑し、手紙をしたためる女性がコーヒーを片手に静かなひと時を過ごす。広々とした店内は、黒を基調とした家具とソファで落ち着いた雰囲気を演出。